でんちゅう随想録

田中と書いて読みはでんちゅう。未来の自分が読み返す為の記録。

夜光雲

  1ヶ月振りに、音信不通だった彼女と再会した。思ってたよりは元気で、笑顔を見せてくれた。風邪も引いていたようで、喉が少しガラガラだった印象。

 お互い特に喧嘩をしたわけではないのだけれど、謝った。

 彼女は過食症で、自分は心身症でこの1ヶ月間深い苦労をしたけど、それもようやっと過去のものと思えるようになり、また心配事がひとつ無くなった余裕が、気持ちを楽にさせてくれた。

 でも多分、これから今回のようなことが何度も起きる。そしてそのたびに、心の生死を彷徨う。それじゃあ耐えられないし、二人の為にもならない。どちらか片方が墜ちて、それにあてられてしまったら、罪悪感で潰しあってしまう、、。

 お医者さんに診断されたように、過食にしろ心身にしろ、どのみち一人で解決しなくてはならない問題で。肯定してくれる人間とか、味方とかそういう次元の話ではない。

 むしろ、お互いに唯一の理解者同士であるから、それを壊してしまうのはとてつもなく嫌なこと。今の状態の自分たちでは、悪いほうに化学反応をしてしまうから。

 そこで一人になる時間を設けることにした。

 彼女が社会人として一人独立するまで会わず、独立したら一緒に住む。

 この口約束を最後に別れた。

 特にこう、寂寥感で涙するとかはなかったし、孤独を感じることもなかった。また会わない間に違う好きな人ができてしまうのでは、なんて不安もなかった。

 感慨的には、ワンピースの「2年後に、シャボンディ諸島で!」に近いかな?

 彼女が社会人年齢になるのは、最低でも3年、長くて5年。

 それまでよほどの大事がない限り会うことはなくなってしまうけれど、約束の日まで自分も頑張ろうと思う。

 自分の心身症が発症したのは、打診の結果、中学生のころ。そして、データの平均値でいうと、治るのに16年かかるらしい。そんなにこじらせる気はないけれど、すぐ直ることもないんだ、と逆に吹っ切れた感情が芽生えた。そうするといくばくか気楽に感じられるようになった。

 下の雲の写真の名前は夜光雲

 上空80000mの地球上最も高いところにしかできない雲の羽衣。

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