縷々

星になりたかった。

センチメンタルとマチルダシック

 起床して、仕事に行って、仕事の合間に企画書を出して、門前払いをくらい、仕事に戻って、終わったら帰宅して寝て。単調な生活を繰り返していると、だんだんと自分の感情が薄れていっているような危うさを感じて、久しぶりに休日、映画を見た。

 アクションを見るか、ホラーを見るか、恋愛ものをみるのかテレビの前で悩んだ末、新しいものをみる余力がなかったので、昔好きだったLEONを見ることにした。

 レオンの不器用な生きざまと、マチルダの純粋な姿にはやはり感動したし、結ばれない終わりには涙もした。変わらない名作というのはこういうものかと実感した休日だった。自分は必ずと言っていいほど、映画であれアニメであれ漫画であれ、見終わった後にその世界観に自分を投影させます。自分がこの登場人物だったら、みたいに。

 意味のない妄想癖なだけですがね。

 最近考えるのは、好きなことを仕事にして夢をかなえるか、安定した仕事にして確かな給料をもらって社会に溶け込むか。今は夢をあきらめて、好きでもない仕事を仕事にして高い給料をもらうことに決めましたが。

 ただやはり、嫌いな仕事というものに対してはやる気なんて起きるわけもなく、向上心なんてさらさらで、せいぜい省ける手間を省くことしか考えません。

 こんな状態で続けられるのかという不安もありますが、好きな仕事が嫌いな仕事に変わってしまうことにも恐怖を覚えます。

 社会で生きていくために必要な仕事をどのようにさばくかというのは、たぶん一生悩みながら生きていくんだろうなあ、と若干悟っている部分も十分に自覚しています。

 なんでこんなに人よりも考えてしまうのだろう。周囲の人間が楽しそうにしていると、心底嫉妬に似た怒りがこみあげていきます。だんだん強くなる薬と、睡眠薬がないと眠れなくなってきた自分に追い込まれ、右手で重いものを持てなくなってしまったなどの事実が背中を刺してきて、生きるという行為を憂鬱に思ってしまいますが、今は死ぬことを引き留めてくれる友人のおかげで、地面の上に立っています。

 見失いかけそうになる今を生きる目的を忘れずに、ミサンガ代わりの親指に嵌めている指輪をなぞる。

 スヌードにロングコートの女性の後ろ姿がすべて、彼女の後ろ姿に映って見える。

 LEONに登場したヒロイン、マチルダのように強く生きたい。

f:id:ryunyan123:20180126162737j:plain