でんちゅー

お面の向こうは社会

白昼劇

 少ない給料から、さらに削られていくお金たち。

 雀の涙で生活をやりくりするのは、不思議と苦ではありましたが、辛くはありませんでした。

 2日に1回の食事、常に飲料だけでのやりくり、寒いときにはお湯を飲み、凍える時は布団に潜って自分を抱き、なるだけ明かりをつけない暗闇の中でぬるいシャワーに入って眠る生活。

 自分はいつも、物事を客観視しがちというか、壁一枚を隔てるようにして生きていますがこの時は、なんだか生きているなあ、命をしているなぁ、という感慨、感傷を覚えました。

 そして、自分がどれだけの庇護のもとここまで誕生し続けているのか、かゆい思考ですが改めて思い知りました。

 添加物の食事とは違う、誰かが作ってくれた食事。

 行き場のない静寂に対する寂寥なき想い。

 まいどまいど、一人でいることが多くなるとそんなことに耽ってしまう自分に、何柄にもない気色の悪いことを考えてるんだとかゆくなるばかり。

 ここに、随想録の一つとして記します。

 スピーカーから流れる、オルゴールの音色を聴きながら。

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