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でんちゅうの雑食浪漫譚

田中と書いて"でんちゅう"と読む男が、好きなように書いてます。ある時は日記、ある時はレビュー、ある時は感想とちぐはぐなブログです。いつかミステリアスな人と思われたい。

いつだって、僕を支えてくれたアーティスト

 今日はだらだら、ようつべで曲を聞き流していたら、ふと目についたのがありました。それは、SEKAI NO OWARI さんの”Hey Ho”という曲です。

 目についた理由としては、自分が学生の頃ずっと聞いていたアーティストだったからです。

 すっかり洋楽を聴くようになってしまった自分は邦楽をめっきり聞かなくなってしまった所為もありますが、何故、今まで自分はこのアーティストを何故失念していたのだろうと不思議に思いました。何故なら、精神的に病んでいた頃、この方の歌う曲のおかげで心の支えとなっていたのに・・・。

 

 というわけで今回、自分の勝手な贖罪の意も込めて、SEKAI NO OWARIを紹介しようと思います。

 

SEKAI NO OWARI


 メジャーデビュー・2011年の4人組バンド、SEKAI NO OWARI

左から、ギターのNakajin、ボーカルのFukase、ピアノの Saori、DJの LOVE。

幻想的な世界観と独特な価値観を持った曲調と歌詞が話題。デビュー3ヶ月で武道館ライブを達成した猛者でもあります。

 今回は、SEKAI NO OWARI の歴史やバンド名の由来、メンバーの人柄などには触れず、純粋にどんな曲なのか、世界観なのか。そして、その中から厳選して特に自分が聞いていた曲たちを紹介しようと思います。

 

幻の命

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 これは明確には発表されていませんが、歌の歌詞から中絶のお話という憶測が飛び交っています。これは15歳の時にピアノのSaoriさんが作曲し、20歳になったFukaseさんが作詞した曲。また、バンドとしては初めてのMVを撮った、思い出の深いものともなっています。

 好きなフレーズは、

白い病院で死んだ僕達の子供は、もうこの世界にはいないのになんで何も感じないんだろう。

 という中盤の歌詞と、最後の

君のパパとママの歌。

 のフレーズ。

 多分、自分たちの子供を死なせてしまった父と母が子供に向けて歌った曲なのでしょうけれども、それを想像しながらこの曲を聴くと、何故が子供を持ったことのない自分でも、感動します。

 

銀河街の悪夢

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  個人的に一番、精神的に病んでいた時に救われた曲。曲の中の物語としては(自分の勝手な解釈ですが)、明日こそ変わろうと決心する一人の少年が、結局変われなくて朝日を迎え、だんだんと、もっともっと、自分を嫌っていく。

 少年が精神科に行くと、お医者様に病気だからと薬を渡され、薬漬けの日々に変貌して行く。そうして、だんだんと少年の体が壊れて行く。

 けれど、少年は僕の問題は僕の問題、僕でしか変えることはできないと、強くなろうとする、そんな物語です。

 自分も、家庭環境の悪化で、でも内向的な性格だったから塞ぎこもる反抗の形をとっていました。そうして行くうちに、蓄積する不満と怒りは、自分の心を堕としていきましたが、この曲の最後の言葉。

明日を夢見るから今日が変わらないんだ。

僕らを動かせるのは自分だけだろう。

そんなことはわかってるんだろう。

強くなれ僕の同志よ。

強くなれ、僕の同志よ。この”同志”という言葉に、自分はだいぶ救われました。

今この世界で、自分と同じ人が、”同志”が、変わろうと頑張っている。強くあれと鼓舞してくれる。少なくとも、この曲はそう歌ってくれている。

こんな曲に、共感というよりは、励ましをもらった人は沢山おられるのではないでしょうか。

 

Love the warz

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  これは世界平和、平和にするための戦争、などを語った曲です。

 この曲には格好よさと、感嘆、そしてこれを格好いいと思ってしまう罪深さを思い知らされる曲です。

朝がなければ夜もない、そして悪がなければ正義もない、そして不自由がなければ自由もない。だから戦争がなければPeace(平和)もないのかい?

 こんな感じで、平和を求めれば、望めば、近づこうとすればするほど激化する戦争。だったら平和を諦めれば、なくせば戦争は無くなるのだろうか。でもそれじゃあ、求めていた平和は無くなってしまう。だったら僕達はどうすればいいのだろう、という争いが起きた人類の昔から現在まで続く、戦争と平和のジレンマも歌っています。

平和を守るため戦争をなくすためあなた方を処刑します。

 例えば歴史を学んだ時にも感じたであろう、平和に到着するまでに踏まなくてはならない過程、その矛盾。

ラブandピース 美しい世界 完璧な時代 幸福な世代 僕達は確実に「何か」を失った アレ?ちょっとなんか変だ僕達は何を忘れてる? あ、そうだ「LOVE」はどこ?

  平和を妄執するがゆえに、忘れてしまう平和の基盤、愛。など、平和と戦争の複雑な関係を見事に表している曲だと思います。

 それで、なんでこの曲を格好いいと思うのは罪深いかというと、まずこの曲に感嘆している時点で「戦争」「平和」の概念を認めてしまっているという点。

 何故なら、幸福で平和な世界だったらこんな曲は世に出されることも、思いつくこともない。仮に思いついたとしても、世界中が否定するはず。

 しかしそれがないということは、平和に比例して戦争が発生することを容認してしまっている。その意識がまた火種になっている。そこが神様視点でいう、人間は罪深い、という点ではないのかな、という勝手解釈です。

 

天使と悪魔

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 これは正しさと、何が間違っているかについて歌った曲です。

 そんな正否を天使と悪魔の世界に置換した構成となっています。

 例えばテレビで子供たちに見せる、ヒーローが敵をやっつけるシーン。正義こそが絶対で、悪は悪。だから、正義以外は必ず悪で、悪は滅ぼさなくてはならない。そう子供が思想する。

 賛成と反対の間に答えが生まれればいい。正しさを主張するだけでは答えじゃない、という第三者のさとり。

 などなど。社会にい住まう大人たちが聞くと、痛いところを突かれた、そんな風に感じます。なので是非、これは子供の心を忘れてしまった大人の人に聞いて欲しいですね。これは、何も知らない子供たちの悲鳴のようにも聞こえますから。

 

青い太陽

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Our sun exists independently of all stars,and the only star that can not exist at night.

I'ts the light that emitted from the sun have caused that.

The "light" is "condition for existence " of the sun,and it  means eternal solirude.

The sun shines on the world as "symbol of solitude" also today.

(私たちの太陽はすべての星から独立した存在であり

ただ一つの夜に存在できない星である

その理由は太陽から発せられる光にあった

その光とは太陽の存在条件であり

それは永遠の孤独を意味した

今日も太陽は孤独の象徴として世界を照らす)

  これは冒頭の歌詞になります。

  この曲は本当に、いつも当たり前に自分たちの頭上を回っている「太陽」の格好よさを思い知らされる曲です。またその特性により孤独の象徴となってしまう点など、自分はこの曲を初めて聞いた時に宮沢賢治よだかの星を連想させられました。

 

炎の戦士

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 この曲も自分の中で一位と二位を争う曲です。ギターのNakajinさんがメインに歌っている珍しさというのもありますが、何よりも曲中の、「戦士」が守ろうとする姿勢、姿が本当に格好良くて感動します。また「戦士」を自分の人生に見たてると、共感できる部分も多いです。

 しかしそれよりもこの曲の強いところ、すごいところとしては、自分が人生を振り返って何を残してきたかを考えて惨めに思った時に聞くと、たとえなくても、それは「まだ」の段階であり、これから残し行けばいい。功績が自分を立てるのではなく、自分は自分で立てるんだ、と励まされて、救われた気持ちになります。

 

 他にも、

yume

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深い森

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虹色の戦争

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死の魔法

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不死鳥

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 他にも、動画では見つかりませんでしたが、「花鳥風月」など素晴らしい曲が溢れています。最近では(曲自体は最近ではないですが)、

プレゼント

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Hey Ho

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 の二つが好きですね。

 いかがだったでしょうか。「中二病」「歌詞がクサイ、薄っぺらい」「ジャニーズの延長」「若者にしか支持されない」と色々言われてもいますが、少しは払拭できたでしょうか。

 

 聞かなくなったアーティストも、思い出した時に聞くと、あぁ、やっぱり好きだなぁって再熱します。懐かしさとともに、支えられていた過去を思い出してまたそれが励みになる。

 やはり音楽って素晴らしい。

 音楽よ

 あぁ音楽よ

 音楽よ

 でんちゅう、心の俳句。